ウクライナ情勢は今後どうなるのか?原因・経緯は?今後の予測

連日、報道でその情勢が報じられるウクライナ。

私自身、ウクライナの騒動が起こる前は全くウクライナ関連の知識は無かったのですが、ここまで報道が加熱すると勉強せざるを得ないですよね。(遠い国の話なので完全に他人ごとスタンスですが。。)

素人目線ですが、ウクライナ情勢の現状把握や今後の動向予想をしてみようと思います。

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ウクライナ情勢、コトの発端とその経緯

まずは、なぜここまでウクライナで揉め事が起きているのか、その経緯をまとめてみます。

親露派大統領の当選、それに対する欧米派住民による反政府デモ

今回のウクライナ情勢の「事の発端」は、既に選挙で当選していた親露派の大統領に対する反政府デモです。

この反政府デモは、欧米派の住民が中心となって行われました。

大雑把ですが、ウクライナの西部は欧米派、東部は親露派という構図になっています。

このデモが起こり始めたのが、2013年11月頃。昨年末の話です。

欧米や日本では「デモ」と報じられていましたが、ロシア・中国では「テロ」と報じられていました。

実際には、火炎瓶が投じられたり、武器庫から弾薬が盗まれ使用されたりしていたみたいなので、日本語でいう「デモ」とはかけ離れたものだったように感じられます。

で、この「デモ(テロ)」が拡大し、追い込まれた大統領が東部に逃げます。

東部に逃げた大統領は、さらにロシアに逃げます。

欧米派政権の樹立、クリミアのロシアへの編入

親露派の大統領が反政府デモによってロシアに逃げてしまったので、今度は欧米派の政権が樹立しました。

コレに対し、東部側の住民は反発。特にロシア系住民が多いクリミア半島では、独立の機運が高まります。

結果、クリミアでは住民投票によって独立を宣言、ロシアへの編入を求めます。

ロシアもクリミア半島は地政学的に重要ですから、断る理由もなく、編入。

欧米による批判を浴びつつ、また、経済制裁を受けるのを覚悟の上でのロシアの政策ですね。

ウクライナ東部での武装蜂起が頻発

で、今日本のニュースで取り沙汰されているのが、ウクライナ東部住民による警察などの襲撃です。

警察に武装した住民が突入し、武器庫を襲い弾薬を奪取しています。

東部の都市、ドネツクでは現地住民が一方的に独立を宣言するなど、独立・ロシアへの編入を果たしたクリミアに続き、ウクライナ東部でも独立の機運が高まっています。

この自体に対し、ウクライナ政権は軍事介入を辞さない構えで対応。

実際に軍を動かしています。

ここまでが現状(2014年4月14日時点)だと思います。

ウクライナ情勢に対する欧米の思惑・ロシアの思惑

今回のウクライナ情勢ですが、当然ですがウクライナ内部の問題だけにとどまりません。

欧米(アメリカ・EU)、ロシアのそれぞれの思惑が交錯し、ここまで複雑でひどい事態になっています。

紛争の影に大国あり。

いつの時代もそうですね。

欧米の思惑、ロシアの思惑について、まとめてみました。

欧米の思惑

ウクライナ情勢における欧米諸国(西側諸国)が考えていること・狙いは、次のような感じだと思われます。

  • 現状の欧米派政権を維持したい。
  • 財政破綻にあるウクライナをIMFの管理下におき、欧米の支配下に置きたい。
  • 東部の独立、ロシアへの編入は困る。
    ←ウクライナの資源は東部に集中しているし、西部にはチェルノブイリという「莫大な負債」があるため。
  • ロシアには、クリミア編入の対抗措置として経済制裁を行う。
  • ロシアとの直接的な交戦になる事態は避ける必要がある。

ロシアの思惑

一方、ロシアの考えていることはたぶんこんな感じ。↓

  • 現状の欧米派政権は早期に潰れて欲しい。
  • ウクライナ財政破綻の原因である莫大な負債の債権者はロシアであるから、ウクライナがIMFの管理下におかれ債務放棄などの事態になっては困る。
  • ウクライナ東部の独立騒動はロシアにとって都合が良いが、ロシア軍が直接支援すればアメリカ・EUとの直接対立となってしまうので、あからさまな介入はできない。
  • 東部独立に関し、水面下で支援したい。

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ウクライナ情勢、今後の動向予想

以上のようなウクライナ情勢の経緯と欧米・ロシアの思惑を踏まえて、ウクライナの今後を考えてみたいと思います。

これは完全な私見であることを予め断っておきます。

まず、ウクライナ東部の反政府活動(テロ活動)が現地住民単独によるものではなく、水面下からロシアの支援を受け組織化されているものだとすると、武装組織をウクライナ軍は簡単には排除できないと思われます。

ここで、ロシアは水面下で武装組織を支援していると思われますが、あくまでもロシアは建前上、

「ウチは何もしてませんよ」

的なスタンスを取り続けるでしょう。

これに対し、アメリカ・NATO側がウクライナ軍をあからさまに支援してしまえば、

ロシアもこれに対抗し、「水面下での支援」ではなく、隠さず武装組織をガンガン支援するようになってしまいます。

こうなったら、西側・東側の代理戦争となります。

この事態は、欧米としては避けたいはずです。

ですから、欧米としてはウクライナ軍を大々的に直接的な軍事支援をするとは思えません。

そうすると、水面下でのロシアの支援を受けた武装組織が有利になり、東部の実効支配が既成事実化していくことになるのではないでしょうか。

独立→ロシア編入にすぐに繋がるとは思えませんが、

東部は、事実上の「自治区」みたいな感じになっていく。

ロシアとしても、東部を編入するには、欧米の猛反発を買い最悪戦争になるから、そこまではしたくない。

欧米としても、ウクライナ軍を支援してすぐに東部を奪還するとなれば、ロシアとの直接的な戦争になるから、したくない。

したがって欧米としては、東部の武装組織による実効支配を静観しつつ、ウクライナ軍への水面下の支援・軍の強化を図る。

ロシアとしては、実効支配の既成事実化とウクライナ軍からの防衛策を講じておく。

みたいな感じになるのではないでしょうか。

西側と東側のにらみ合いになるわけです。

要は、新たな「冷戦」の始まり、とも言えます。

こんな感じになると思うのですが、果たして結果は?今後のウクライナ情勢に注目です。

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