関電が再値上げの見込。値上げはいつから?

3.11以来、安全性が担保されていないという理由で、ほぼすべての原発が稼働していません。

その間、各電力会社は主に火力発電で電力を供給しているわけですが、燃料消費量の増加、燃料価格の上昇や円安による影響で、燃料コストがかさんでいるようです。

この状態は、福島原発で事故を起こした東電だけでなく、全国各電力会社も同様。

関西電力もこのような状況の中、4期連続の赤字決算になる見通しです。

こうした業績悪化を食い止めるため、すでに関電は2013年5月に家庭用電気料金を約10%値上げしていますが、再び値上げを行いたい考えのようです。

画像:関西電力本社ビル “KEPCO-bldg-01” by J o. Licensed under CC BY-SA 3.0

それを伝えるのがこちらのニュース。↓

関西電力が今年度内に電気料金を再値上げする公算が高まってきた。早ければ年内にも政府に申請する方向だ。

…(中略)…大飯の再稼働見通しの不透明さを考えると、年内にも再値上げの申請を決断する可能性が高いと見られる。

関西電力、年内にも料金再値上げ申請か東洋経済オンライン2014/11/03

電力会社は公共性が高い企業とはいえ民間企業ですから、その事業目的は営利の追及です。

4期連続赤字ともなれば、民間企業としては完全に黄色信号。

株主の利益も考えれば、利益を確保するために値上げをせざるを得ない、という判断なのでしょう。

Sponsored Link

関電の値上げはいつから?どれくらい上がる?

再び家庭用電気料金の値上げをしたい考えの関西電力ですが、いつから、どれくらい電気料金が値上がりするのでしょうか?

電力会社が家庭用電気料金を値上げするためには、国への申請を行って認可を受ける必要があります。

まだこの申請を関電はしていませんが、近々行う予定のようです。

上で紹介したニュースによれば、関電の再値上げは

  • 最短で2015年4月から
  • 10%程度の値上げ

となる可能性が高いようです。

追記

関西電力は2014年12月に電気料金値上げを国に申請しました。その結果、

  • 2015年6月1日から
  • 平均8.36%の値上げ幅

の電気料金改定となりました。

参照:電気料金の値上げについて -関西電力

3.11の前の電気料金から約20%の値上がりですから、庶民にとっては大問題です。

この流れは、関電だけでなく他の電力会社にも及ぶと考えられます。

では、電力会社が値上げをしないで済むためにはどのような状況になればいいのでしょうか?

Sponsored Link

値上げ回避には原発再稼働が必要

大震災以降、安全性を確かめるための審査が各原発で行われていますが、それがまだ終了していないので全国の原発はまだ再稼働できていない状況です。

そして、原子力発電を使えない電力会社は火力発電に頼らざるを得ず、その結果、燃料コストが増大して赤字決算が続出しています。

企業の利益を出すために、各電力会社は、リストラクチャリングを含めたコスト圧縮を既に行っていると思いますが、その効果にも限界があります。

利益を確保するためには、原子力発電所の再稼働による燃料コストの圧縮が必要不可欠ということです。

電力会社側からすると、以上のような論理で「原発再稼働は絶対に必要!」となるわけです。

関電などの電力会社が本当に徹底的なコストカットを行っているか?という点はかなり怪しいですが、安く電気を使うためには原発が必要、という論理は一応筋が通っています。

ということは、私たちの家庭用電気料金の値上げが嫌だ!というのなら、原発の再稼働も認めないといけません。

「庶民の生活を苦しませるな!」

「原発再稼働反対!原発ゼロ!」

という某政党の主張は、電気料金についてだけ言えば、絶対に両立しないわけです。

今回の衆院選ではあまり争点になっていませんが、原発稼働の問題はもっと議論すべきです。

あなたは原発再稼働についてどう思われますか?

さて、原発ゼロ論者がよく言う主張の1つに「今も稼働している原発はほぼゼロだけど、十分にやって行けているじゃないか!原発ゼロでも問題ない証拠だ!」というものがあります。

しかし、原発ゼロでやって行けているのは、各電力会社が赤字を垂れ流しているからです。

電力会社も民間企業である以上、利益を出して会社を存続させることが最優先事項ですから、そのためには必要な値上げは悪びれること無く行うはずです。

現段階で値上げ幅が10%程度で済んでいるのは、将来的に原発を再稼働出来るという見込があるからです。

「それまでは赤字でも耐えよう」という考えだからです。

ここで、「やっぱり原発ゼロね!電力会社は頑張って!」と国が言ったらどうでしょうか。

原発稼働の見込みが消えた以上、各電力会社は会社を存続させるために値上げを躊躇しないでしょう。

結果として、家庭用電気料金は今よりもバカみたいに高くなるかもしれません。

ですから、「原発は嫌だけど、電気料金はこのままじゃないと嫌だ!」という要望は通らないわけです。

「原発の危険性は分かっているけど、電気料金は低く保ってほしいから原発稼働してもOK」または「原発の危険性には耐えられないから、電気料金が2倍になってもいいよ」のどちらかの主張が、現実的と言えるのかもしれません。

あなたはどう思われますか?

Sponsored Link

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

  • 0
  • 1
  • 0

0 comments