拡大する香港デモの原因・理由とは?

香港デモ

香港で学生を中心とした反政府デモが拡大、収まる気配が有りません。

今回の香港デモの原因・理由について調べてみました。

香港デモの背景・原因

香港返還(1997年)から17年が経ちますが、2017年の行政長官選挙から普通選挙が導入される予定です。

しかし、この普通選挙。普通選挙とは名ばかりで、全く以て民主的なものではありません。

なぜなら、香港の行政長官普通選挙に立候補するためには、中国政府の支配下にある「指名委員会」の過半数の支持を得ないといけないからです。

これでは、民主派の政治家は、事実上立候補できません。

ですから、民主的な普通選挙を求める香港の学生達がデモを起こし、立候補要件の取り消しを求めているわけです。


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そもそも民主的な選挙の導入は、返還の条件だった

1997年に香港がイギリスから中国本土に返還される際、「将来的に行政長官選挙での普通選挙の導入を認めること」が返還の条件となっていました。

今回、2017年の行政長官選挙では形上は「普通選挙」が行われますが、実質的には民主的な選挙ではなく、中国政府の指名した者のみが選挙に出られるというものになるようです。

中国政府としては、香港返還の条件・約束を果たしている、と主張するつもりなのでしょう。

しかし、これでは普通選挙とは呼べません。

イギリスのキャメロン首相も、9月30日の談話として

英国は香港返還に際し、将来的に行政長官選挙での普通選挙の導入を認めることなどで中国側と合意したとした上で、「中国はこの約束を守るべきだ」

と言っています(Yahoo!ニュースから引用)。

また、アメリカ政府も香港デモに関して、次のように述べています。

米ホワイトハウスのアーネスト報道官は29日、「香港は基本法に基づいた普通選挙を行うべきだ。米国は香港の人々の要望を支持している」と明言。「有権者の意思を反映した候補者の選択という最終目標が実現されれば、香港長官の正当性は強まる」と述べた。

事実上、香港デモを支持しています。

今後も、国際社会からの支持と中国政府への圧力は強まるのではないでしょうか。


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香港デモに対して中国政府が強気な理由

今回の香港デモに対して、中国政府は強気の対応を見せています。

今のところ、譲歩する様子はありません。この強気な態度の理由とは何でしょうか。

 

それは、中国経済の発展であると考えられています。

香港返還の1997年当時、香港の経済力は中国経済にとってとても重要な位置を占めていました。当時の中国のGDPの15.6%が香港によるものでした。当時の香港は金融ハブ・経済の中心地としての役割を負っており、まさに中国経済の心臓とも言える都市だったといえます。

しかし、現在では、香港の中国全体のGDPに占める割合は2.9%。香港経済の相対的な重要性は低下しています。

香港の代わりとして、中国政府は経済の中心地を上海に位置付けています。

これが、香港デモに対する中国政府の強気な対応の背景にあると考えられています。

 

香港デモの今後の動向について予測は困難です。

天安門事件のような事件に発展することは、中国政府としても避けたいと考えているはずですが、

かといって香港での民主的な選挙を認めてしまえば、その民主化の流れが中国全体に広まるおそれもあります。

中国政府は香港デモ隊に対し、何かしらの妥協策を提示するのではないでしょうか。

普通選挙を全面的に認めるかもしれません。

 

なぜなら、選挙になっても、選挙で不正をすれば、選挙結果などどうにでもできるからです。

選挙期間中に、何らかの容疑を掛けて、民主派の立候補者を拘束することもできますし、

選挙の開票を操作することだって出来るでしょう。

それくらいのことはしそうです。

 

いずれにせよ、今回のデモは、どこかで中国政府が折れて「手打ち」にすると予測します。

その後、中国政府が選挙で何かしらの対策を打つ。こう考えます。

 

あなたはどう思われますか?


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