オスプレイとはどんな機体?事故率は意外と低い!?

オスプレイ

日本時間の今日早朝、ハワイで訓練中だったオスプレイ(MV22)が着陸に失敗、海兵隊の隊員1名が死亡してしまう事故のニュースがありました(ニュース記事はこちら)。

「オスプレイ」といえば、普天間基地配備に対する反対運動がさかんにニュース報道で取り上げられたため、

オスプレイは危険!

というイメージが根強いですよね。

しかし、本当にオスプレイは危険なのでしょうか?

そこで、この記事では、オスプレイの「事故率」に焦点を合わせて、オスプレイの危険度について見ていきたいと思います。

(上記画像:See page for author [Public domain], via Wikimedia Commons


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オスプレイとは?どんな機体?

オスプレイの事故率について見ていく前に、オスプレイとはどんな機体で、どのような特徴があるのか?

について整理しておきたいと思います。

オスプレイは飛行機とヘリコプターのイイトコどり。

ヘリコプター(回転翼機)の特長は、なんといっても垂直離陸やホバリングが出来ることですが、その欠点は速度が遅い(200km/h~300km/h)ことでした。

一方、固定翼機(飛行機)の最高時速は、マッハ2.5(時速3,000km/h)の世界まで到達したものの、その欠点は垂直離着陸やホバリングが出来ないこと。

その両者のいいとこどりが出来ないか?

という発想から開発されたのが、オスプレイです。

オスプレイは、両翼についたプロペラが離着陸時にはヘリコプターと同じように垂直方向を向いていて、これによって垂直離着陸が出来る一方、

高速飛行時には、両翼のプロペラがプロペラ機のように、水平方向を向くため、高速飛行が出来るような構造になっています。

このような構造によって、垂直離着陸が可能な機体でありながら、その最高速度は550km/hとヘリコプターの2倍にも達しています。

文章で説明すると分かりにくいですので、オスプレイが飛行している様子の分かる動画をご紹介します↓

 

離陸時には垂直方向にプロペラが向き、高速飛行時にはプロペラは水平方向に向いている様子が分かると思います。

このように、オスプレイは垂直離着陸が可能で、かつ、高速飛行が可能なため、「輸送機」としての性能が優れいていると言われています。

実際、普天間基地に配備されているオスプレイMV22がニュースで報道される際には、「新型輸送機」という表現がされています。

簡単ですが、オスプレイとはどんな機体なのか?についてイメージがついたかと思います。

次に、

オスプレイの事故率は高いの?低いの?

という点について見ていきたいと思います。


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オスプレイの事故率は、米軍の機体のなかでも低い方だった

オスプレイの配備に反対する活動家が、必死に抗議活動をしている映像をニュース番組で見ているからか、

オスプレイって危ないんだー

となんとなく思っていました。

が、実際にオスプレイの事故率についてリサーチしてみると、意外にも

  • オスプレイの事故率は、海兵隊の全機体の平均より下回っている
  • オスプレイの重大事故件数は、米軍が保有する回転翼機(ヘリコプター)のなかでも最小

という事実が分かりました。

それぞれ、順番に見ていきたいと思います。

オスプレイの事故率は、普通の機体よりも低い!?

オスプレイの事故率や事故件数についてのデータは、防衛省のHPにアップされている

別添5:MV-22オスプレイ 事故率について(PDF:294KB)

というPDFファイルを閲覧すると分かります。

米海兵隊が算出している「事故率」とは、

10万飛行時間あたりのクラスA飛行事故の件数

のことです。

クラスA飛行事故とは、簡単にいえば

  • 機体への損傷が200万ドル以上に及ぶ場合
    あるいは
  • 搭乗員等が死亡又は全身不随等になった場合

と定義されていますから、俗にいう「重大事故」と言っていいと思います。

さて、この事故率ですが、

海兵隊の全機体の平均は、2.45。

コレに対して、オスプレイ(MV22)の事故率は、1.93。

のように、海兵隊の全機体の平均よりも、オスプレイの事故率は下回っているのが分かります(参照元、同上PDF)。

 

このことは、

「オスプレイは重大事故を引き起こす可能性が大きい!」と主張することは、間違っている

ということを意味します。

次に、米軍の全機体ではなく、回転翼機(ヘリコプター)で起こった重大事故(クラスA事故)の件数について見ると、オスプレイの重大事故件数は最小であることも資料から見て取れます。

 

つまり、データの上では、

オスプレイは他の機体に比べて危険、ということは無い

ということです。

データを改ざんしている可能性も無きにしもあらずですが、

アメリカが自国でバリバリ運用しているオスプレイについて、データ改ざんをしてもメリットはありませんので、その可能性は低いと思われます。

 

では、なぜ、沖縄の「市民団体」の方々は、オスプレイの配備に反対しまくっていたのでしょうか。

オスプレイの配備が危ないというより、普天間基地そのものが危ない

オスプレイの普天間基地への配備は2012年に行われましたが、

その際に、反対派の活動家の方々によって、

オスプレイ配備反対!

という猛烈な反対運動が行われました。

これは、

オスプレイは事故がたくさん起こっているし、危ない!

という印象を根拠にした主張・活動だったのでしょうか。

おそらく、開発段階でオスプレイが起こした事故のイメージが強いから、「オスプレイは危ない!」と思っていると思われます。

私が思うのは、

普通のヘリコプターであろうと、普通の戦闘機であろうと、オスプレイであろうと

普天間基地自体が危なすぎる

ということです。

普天間基地は、住宅街のすぐそばに存在します。イメージ的には、頭上を戦闘機が行き来するイメージです。

オスプレイうんぬんのまえに、普天間基地をさっさと移転しろ

と、私は思います。

 

普天間基地移転問題については、政治的に色々と難しい問題があって、移転は遅々として進みません。

政治家がうんぬんかんぬんやっている間にも、

普天間基地の近くの住宅街の子どもたちの頭上を、

米軍の戦闘機・ヘリコプター・オスプレイがガンガン飛んでいる

わけです。

 

色々と難しい問題があるのかもしれませんが、さっさと移転して欲しいものです。

 

まとめ

最後の方が、少し脱線してしまいましたが、この記事を最後にまとめてみたいと思います。

  • 防衛省の資料を信頼するとすれば、オスプレイの事故率・事故件数は、普通の機体よりも小さい。
  • そのため、「オスプレイは危険な機体!」と主張するのは、論理的ではない
  • オスプレイ配備に反対するエネルギーは、普天間基地移設に使うべき

ということになります。

ちなみに、オスプレイは近々、

  • 自衛隊にも配備される
    ほか
  • 民間の救急医療等にも活用される

らしいです。オスプレイが安全だとすれば、徹底的に活用すべきですから、いいのでは?と思います。

あなたはどう思われますか?


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One comment

  1. コボチャン · 5月 18

    やっぱり推進力が違うものを無理矢理一つの機体で賄おうって言うことが無理なんじゃないかなって、素人なりに考えて、思うね。縦方向のヘリコプターの推進力を高速になったら飛行機のように滑空させるって発想だから、スピードが載らない内に滑空させようとしたら落ちるんでしょうね。高速になってからだって、落ちながらプロペラの方向を変えてるんでしょ。