おばさんの声はなぜ低い?声が低くなる原因と4つの対策ポイントとは

おばさん

最近浮かんだ素朴な疑問。

それは、

おばさんになるとなんで声が低くなるの??

ということ。

私は喫茶店でよく仕事をするのですが、そのときに隣のテーブルにレディのグループが来るときがあります。

彼女たちの声が低くて良く通るせいか、会話が耳に入りまくり、仕事どころではなくなります(笑

そういう場合には、おとなしく退散するのですが、上の疑問はその時に浮かんだものです。

どうして、おばさんになると声は低くなってしまうの?と疑問に思ったわけです。

そこで、この記事では、

  • 歳を取るとなぜ声が低くなるのか?その原因
  • 歳を取っても声が低くならないための対策方法

について見て行きたいと思います。


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歳を取ると声が低くなってしまう理由

声の高さ・低さは、ヘルツ数(Hz)の大小で表せますが、児童・成人直後・老齢期の男女それぞれのヘルツ数を表にすると以下のようになります。

女性 男性
児童 約350Hz 約300Hz
成人直後 約270Hz 約150Hz
老齢期 約180Hz 約160~170Hz

 

上の表を見ると、女性は歳と共にだんだんと声が低くなっていくのが分かります。

逆に、男性は老齢期を迎えると声が若干高くなるのですね。意外にも。

老齢期では、女性も男性もそれほど声の高さが違わない、ということも言えそうです。

もともと女性は声が高いのに、歳を取ると男性並みに低くなってしまうから、

「おばさんになると声が低くなる」

という印象が強くなるのかもしれません。

 

では、女性が歳を取ると声が低くなる理由とは、どのようなものなのでしょうか。

その理由は、

  • 閉経後、女性ホルモンが減少することで、「声帯」が太くなってしまうこと

であると考えられています。

「声帯が太くなる」ってどういうこと??

これをイメージするには、声帯の構造を簡単に理解する必要があります。

声帯の構造は?

声帯のイメージ画像がこちら↓

声帯01

上のイラストは、「気管の断面図」と思っていただければOKで、「声帯ひだ」と呼ばれる部分がくっつき、その間を空気が流れることで声が発せられます。

上の図の状態は、呼吸時のものです。発声時には、左右の声帯ひだは互いに近づいて隙間を埋めています。

そして、声帯の表面はやわらかい粘膜で覆われています。

声帯はもちろん目に見えませんから、こうした機会が無いと、どういう形をしているか?など分かりませんよね。

 

さて、声の高さに話を戻します。

声の高さは、この声帯の緊張度合いによって決まります。つまり、声帯がピンッと張っている状態ですと高い声が、声帯が縮み緩んだ状態だと低い声が発せられます。

女性の場合、閉経して更年期に入ると、女性ホルモンが減少していきます。

すると、声帯も「男性化」が進み、太くなります。

声帯が太くなると、声も低くなってしまう。こういう流れです。

声帯が太くなり声が低くなるのは、オーケストラで大きい楽器は音が低く、小さい楽器は音が高いのをイメージするとわかりやすいかもしれません。

 

さて、歳を取ることで声に起こる変化は、声の高さだけではありません。

歳を取ると、声がかすれたり、しわがれ声になったりしますよね。その理由についてもリサーチしてみました。

かすれ声・しわがれ声の原因
  • かすれ声の原因

かすれ声は、歳を取ることで声帯の周りの筋肉が衰えることが原因です。
声帯周辺の筋肉が衰えると、声帯ひだが緩み、振動しにくくなります。
その結果、声がかすれてしまうと考えられています。

  • しわがれ声の原因

しわがれ声は、声帯の表面の粘膜の潤いが低下してしまうことが原因です。
声帯表面の粘膜にはヒアルロン酸が含まれていて、老化とともにこれが減少することで、声帯表面の粘膜の潤いが失われていくと言われています。

ここまで、歳とともに女性の声が低くなっていく理由・原因について見てきました。

その理由を箇条書きにして整理すると、

  • 閉経後の女性ホルモン低下で、声帯の「男性化」が進み、声帯が太くなる。
    →声帯が太くなると、声が低くなる。
  • 声帯周りの筋肉が衰えることで、声帯がゆるんで振動しにくくなり、声がかすれる。
  • 声帯表面の粘膜の潤いが低下することで、いわゆる「しわがれ声」になる。

というようになります。

もともと女性は声が高いですから、歳とともに声が低くなっていくと、「昔に比べて・・・」と気になってしまうのかもしれません。

そこで次に、歳とともに声が低くなったり、かすれ声になったりするのを防ぐ方法について見ていくことにします。


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歳を取っても、若々しい声を維持するための方法

女性の声が低くなるのは、女性ホルモンの減少によるものですから、これを完全に防ぐことは出来ません。

しかし、かすれ声やしわがれ声になることを防ぐための対処法はあります。

ここでは、あなたの声をいつまでも若々しくキープするための4つの方法についてご紹介します。

普段から良く声を出す(会話・歌)

声帯周りの筋肉も、足腰の筋肉と同様、使わなければ衰えていく一方です。

しかし、逆を言えば、「鍛えれば強化される」ということも言えます。

かすれ声などの原因は声帯周辺の筋肉の衰えですから、この筋肉の衰えを防ぐことができれば、声の衰えも防ぐことができます。

では、具体的にどうやって声帯周りの筋肉を鍛えるか?ですが、その方法は簡単。

普段から、「よく声を出す」「大きな声を出す」ことが重要と言われています。

そのためには、多くの会話を心がけること、大きな声で話すことが大切です。

また、歌を歌うのも効果的です。カラオケでなくても、鼻歌などでもいいので、歌を歌うことは声帯の筋肉強化・維持に効果的と言われています。

一人暮らしで会話が少ない場合は、本を大きな声で朗読するなどして、発声する機会を確保するなどの工夫が必要かもしれません。

喫煙は控える

喫煙は喉の大敵

と昔から言われていますが、タバコの煙は声帯の筋肉や表面の粘膜の衰えに繋がります。

「百害あって一利なし」と言われるタバコですが、声にとっても悪影響しかありません。

声を若々しくキープしたいのであれば、タバコは控えることが必要と言えそうです。

湿度管理の徹底と、こまめな水分補給

喉にとって乾燥も大敵です。

声帯表面の粘膜が乾燥して、傷つきやすくなるからです。この粘膜が傷つくと、声がかすれていく大きな原因となります。

乾燥を防ぐため、部屋の湿度管理には気をつけることが大事で、そのためには湿度計がついた温度計を設置し、必要に応じて加湿器を使うことが大事です。

また、喉の潤いを保つためには、体全体の水分量も一定水準以上にキープし続けることが必要。

水分補給は喉が乾いてからでは遅いと言われていますから、喉が乾くまえからこまめに水分を補給することが、声帯の粘膜の潤いキープに大切となります。

ヒアルロン酸の注射も出来る

ここまで何度も声帯表面の粘膜の潤いが重要です、と言ってきましたが、歳を取るとどうしてもその潤いは低下してしまうものです。そして、この潤い低下は、主に粘膜内のヒアルロン酸の減少が原因と言われています。

そこで登場するのが、ヒアルロン酸の注射

声帯に直接ヒアルロン酸を注入することで、声帯表面の粘膜の潤いを復活させる手法です。

声のかすれが気になり、他の対処法を試してもなかなか改善しない、という場合には試してもいいかもしれません。

まとめ

女性の声が歳とともに低くなる理由

  • 女性ホルモンの減少により声帯が太くなること。

女性・男性ともに歳を取ると声がかすれ、しわがれる理由

  • 声帯周りの筋肉の衰え
  • 声帯表面の粘膜の潤いの低下

 歳を取っても若々しい声をキープするための対処法

  • 日頃から声を良く出して声帯周りの筋肉を鍛える
  • 湿度管理・水分補給を徹底する
  • 喫煙を控える
  • ヒアルロン酸注射を行う

 

いかがだったでしょうか。

喫茶店で遭遇したレディ達のおかげで、声と声帯(のど)についての知識が深まりました。

「声が低くなったなぁ・・・」とか「声が低いと言われてショック!」という場合には、上記の対処方法を試すと良さそうです。

ただ私個人としては、大人の女性の低めの声も、落ち着いた雰囲気を醸し出す感じがして素敵だなぁと思います。

気にしすぎて、ストレスになるのも良くないのかもしれませんね。


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