マックの業績悪化の理由・原因って何だろう。分析してみました。

社会政治経済

マックの業績悪化の理由・原因を考える

マクドナルドの業績悪化・不振がニュースになっています。

日本のマクドナルドでは、以前のチキンナゲットの腐敗肉使用問題や、最近のポテトへの異物混入問題などで、客足が遠のいているため、業績不振になるのは納得できます。

しかし、業績不振・業績悪化は、日本マクドナルドに限った話ではないらしいです。世界的に、マクドナルドの業績が低迷しているようです。

それを伝えるのが、こちらのニュース。(引用元:Yahoo!ニュース

一部を引用します。

ただ、業績悪化は日本だけでない。米マクドナルドによると、2014年の「世界の既存店売上高」は前年比1.0%減と、02年以来、12年ぶりのマイナス。地域別の14年10~12月期の営業利益は、アジア太平洋(中東・アフリカ含む)が44%減、米国が15%減、欧州が14%減だった。

このように、世界的にマクドナルドの売上・利益が減少していることが判明しています。

その理由は何なのでしょうか?ニュース記事では、以下のように分析されています(引用元は同上)。

この背景について、日本経済大経営学部の西村尚純教授は「コストを抑えるため世界で大量に食材を仕入れ、同じメニューを安く投入するモデルでは、競合が次々と打ち出す戦略や、消費傾向の変化に対応できなくなっている」と指摘する。

日本でも、バーガーチェーンや牛丼店など、強力な外食は多種多様。他業態のコンビニエンスストアがコーヒーや軽食に注力し、全国に5万店という巨大な店舗網で脅威となっている。
こうした状況を打開するには「各地域の市場環境や消費の志向に応じた商品開発を強化する必要がある」(法政大大学院の小川孔輔教授)との声が上がる。

難しく書いていますが、要は、

消費者のニーズの変化に対応できていない

ということになるのでしょうか。


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では、消費者のニーズの変化とは何でしょうか?

消費者のニーズの変化で顕著なものは、「健康志向」ではないでしょうか。

マクドナルドのハンバーガーやポテトは、高カロリーで油が多用されているため、決して健康的とは言えません。

マクドナルドに客足が遠のいている理由の一つには、このような「健康志向」の消費者の割合が増えている、ということがあげられるのではないでしょうか。

私の場合、マクドナルドに行くのは、

「なんか今日は、ジャンキーなものを食べたいなぁ!」

というテンションの時です。

そして、そのようなテンションになるのは、1,2ヶ月に1回。

しかも最近では、いい大人になってしまったので、体調のことを考えると、自分に歯止めをかけてしまいます。

私と同じような考えや行動パターンの人も多いのではないでしょうか。

 

ニュース記事でも書いてありますが、コーヒーを安く飲めるところがいろいろと増えている点も、確実にマクドナルドから客を奪っているのでしょう。

さらに、日本マクドナルドに限って言えば、最近の円安で原材料高になっていることも利益を圧迫しているはずです。

また、私見ですが全店禁煙にしたことも、売上減少の一因なのでは?と思います。


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マクドナルドの業績悪化の本質的理由

ここからは完全に私見ですが、マクドナルドの業績悪化の本質的な理由・原因は、ずばり

割高感

に有ると思います。

以前であれば、マクドナルドは牛丼と並び、ワンコインランチの定番でした。

500円あれば、「いつものマクドナルドの味」を楽しめるセットが食べられました。

しかし、最近のマクドナルドは、500円で食べられるバリューセットは限られます。

「いつものあのマクドナルドの味を、安く早く食べられる」というのが、マックの最大の利点だったと思います。

早い・安い・そこそこ旨い

これが揃っていたから、マクドナルドに行くのです。

最近では、例えば、ダブルチーズバーガーのセットは620円ほどします。えびフィレオなら650円、ハンバーガーなら480円、クォーターパウンダーなら、680円。

一方、健康志向でマクドナルドより「美味しい」と定評のモスバーガーのセットはどうでしょうか。

定番のモスバーガーにポテトS、ドリンクを付けて頼むと、680円です。

マックのダブルチーズバーガーと、モスバーガーの「モスバーガー」どっちのハンバーガーが美味しいと思いますか?

と聞いたら、ほぼ全員がモスバーガーの方が美味しい、と答えると思います。

50円あと多くはらったら、モスバーガーで美味しい作りたてのハンバーガーセットが食べられますが、どうしますか?

と聞かれたら、多くの人が、50円くらいなら多く払うわ、こう言うのではないでしょうか。

 

このように、マクドナルドの低迷の本質的理由・原因は割高感にあると考えます。

多くの人は、ハンバーガーのセットに480円払いたいとは思いません。

それが一番の理由だと思います。

 

マクドナルドには、「そこまで美味しくはないけど、安定したいつもの味を、早く・安く食べられる」というイメージ(良いイメージ)がある。

しかし、最近は安くない。

なら他に行く。

マクドナルドは、消費者が喜ぶような新商品の開発に力を入れる、と言っていますが、それだけでは上手くいかないと考えます。

それは、消費者のマクドナルドに対するイメージ「そこまでは美味しくない」が根強いからです。

マクドナルドが好きな人は、いつものマクドナルドの味(ジャンキーな味)が好きなのであって、新商品を求めているわけではないのではないでしょうか。

 

マクドナルドが目指している、「安くはないけど、美味しいハンバーガー屋さん」に到達するためには、消費者の根強いイメージを少しずつ変えていく必要があります。それには時間がかかります。おそらく2,3年で変わるものではありません。

私としては、以前のマクドナルドに戻るのが、一番手っ取り早い業績回復への解決策だとおもうのですが、マクドナルドの経営陣はそうは考えていないようです。

これから、どのように業績を回復させていくのか、注目です。


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